こんにちは
暑い日が続きます
エキガクでも前期試験が始まり、学生たちは前期に学んだ勉強を一生懸命復習して頑張っているところです
質問にもいっぱい来て、解らなかったことが解ったときのスッキリした表情
そして、解った人が得意げに皆にも教えてみんなで学ぶ雰囲気はとても活気付きいい感じです
さて、試験前のことになりますが、授業終盤には発表の場を通し学生の学びをまとめあげる学習をします
今回は、理学療法学科2年生の臨床運動学Ⅱという授業の一部を少し紹介します
この科目では、人の正常の動きと異常の動きについて臨床的な内容を学んでいきます。
今回は、まず第1回の課題発表を紹介します
これまで学んだ人の正常歩行を考えながら、
実際にクラスのグループごとに1人モデルを作り、いつものように歩いてもらいます
それをグループメンバーで確認しながら、
正常と比較し、その人の歩行の特徴を考えまとめていきました
さらに、歩行を見ていく1つよく用いられる評価(測定)として、”10m歩行”というものがあります。
その計測評価を一緒に体験し、
実際の正常歩行ではどのような速度で、どのように足を接地して歩くのか、
その経過がよく解るように、足の裏に絵の具を塗り、足の接地状況までを観察していきました
足の裏に絵の具を塗るなんて、おそらくみんななかなか最近ではやらないので、
ちょっと楽しみながらの授業でした
その後は、フットプリントをたどり、実際の歩幅や歩隔(足をどれくらい横に広く接地しているか)、
その他、足の接地をみると様々な特徴が現れます
実際に皆で計測して考えていきました
みんな真剣に取り組んでいます
そして最後に、内容を最終発表しました
今回、クラスでいつも何気なく見ている友人どおしの歩行を改めて観察すると、
正常歩行でありながらも、その人の癖をみつけることにつながりました。
知り合いが、遠くから歩いてくるとき、顔がはっきり見えていなくても、
なんとなく「○○さん、○○くんだ」てわかりますよね
正常の歩行の中でも、その人の身体の動かし方があるのです
教科書で、学んだ
「正常では普通このように歩きますよ」
「正常では歩幅はこれくらいですよ」
普通に書いてあることを覚えるのも一つですが、
このように、実際に体験を通し、
いつも一緒にいる友達同士を、
改めて観て…
計測して…
その違いを自分たちで気付いていくことは、
教科書だけでは気付くことのできない、大きな気付きを得ることにつながります
自分たちの、気付きを大切にし、常に色々なところに疑問をもち、
「まず観てみる」
ということは、
理学療法士の視点としてとても大切です
エキガクでは、このような体験型の内容も授業に含め、
興味を持って学習できるように取り組んでいます
臨床運動学Ⅱ 第2回発表会についてもまた次回ご紹介します