恕のたより vol.26

学校長通信 「恕のたより」-第26号- 学校長 高野 茂

5月29日(月)朝から自治会の学生さんたちがグッドライフくまもと駅前の入り口に立って、朝の挨拶運動をはじめました


私はこれまで挨拶運動に携わってきた経験から挨拶は礼儀作法であり、当たり前のこととしてとらえてきました。しかし、セラピストや看護師を目指す皆さんにとっては、他にも色んな意味があることを作業療法学科長の有働先生に書いて頂きました。以下、玉稿(一部改)を紹介致します。

 

挨拶はなぜ必要なのだろうか。

なぜ子供の頃から大人になるまで挨拶は大切といわれるのだろうか?
挨拶とは、禅宗問答に由来し、「自分の心を開き、相手に近づいて、相手の心に迫る」ことである。心を開くことで「私はあなたの敵ではありません」というメッセージを相手に送っているのである。挨拶をされて気持ち良いのは、敵ではないと受けとめるからであり、逆に挨拶を相手が返さないと嫌な気分になるのは相手が自分に敵意を持っていると、こちらが受けとめるからである。心を開くことは、コミュニケーションの入口であり、対人援助職には特に必要なことである。また、この心を開く挨拶は、相手の存在を認めていることでもある。人にはいくつかの欲求があると言われているが、その中の一つに自尊・承認の欲求というのがある。人は、認められると喜びを感じる。
対人援助職で最も大切なのは、信頼関係の構築である。いくら知識・技術を兼ね備えていても対象者から信頼されなければ拒否され、援助は出来ない。この信頼関係の第一歩が挨拶である。しかし、ただ声に出して「おはようございます」「こんにちは」といえば良いものではない。対人援助技術でサラリーをいただく対人援助職には、挨拶も給与の中に含まれているのである。朝から元気良く笑顔で「おはようございます」との挨拶には、私は援助者として準備OKです。ご用件があればいつでも私に声を掛けてください。と宣言しているのである。したがって、目もあわせず、笑顔もなく、小さな声でおはようございますと言っても、それは挨拶にはなっていないことになる。当然仕事をする準備も出来ていないことになる。対象者は、正しい挨拶が出来る人を信頼することで、お互いの信頼関係が構築され、援助がスムーズに行われ、気持ちよく治療に専念できることとなる。また、職場の同僚やお客様に対しても同じような意味において挨拶が大切と言える。さらに、リスクマネジメントの観点からも挨拶が素晴らしいところには不審者が近寄り難いとも言われている。

恕のたより vol.25

学校長通信「恕のたより」-第25号- 学校長 高野 茂

平成29年度 後援会総会並びに分科会が開催されました。

5月13日(土)の午後2時から本学において、後援会総会並びに分科会が開催されました。出席者数が昨年と比べて大幅に増加し、180名を越えました。これも保護者の皆様に日頃から本学教育に関心を持ち、ご協力とご支援を頂いている結果だと思います。
総会では、平成28年度の事業支援報告や決算報告、役員改選、平成29年度事業支援計画や予算について審議されました。役員改選では、中ノ森若子会長から森田亮子様に新会長の座が譲られました。
今年は総会後の行事として分科会形式が導入されました。3学科ごとに分かれて、それぞれ説明や面がを実施されました。参加された保護者の方からは、疑問に思っていたことが聞けたりして良かったという感想をいただきました。参加された保護者の皆様ありがとうございました。

平第52回日本理学療法学術大会に参加、発表されました。

5月12日(金)から幕張メッセ国際会議場(千葉県)などを会場として標記の大会が開催されました。本学からは佐藤健先生が代表してポスターセッションでの発表に臨まれました。
「Communication Style Inventoryによる4つのタイプと学習観の関係性について」という題でした。
内容は、学生たちをコミュニケーションの取り方で4つのタイプに分類し、タイプ間の学習観の違いについて考察したものです。
データ分析により、タイプを問わず、暗記ではなく意味を理解する学習を進めていく指導が重要であること。タイプによっては、教師から接触機会を増やし、学生自ら選択した勉強方法を吟味しながら、十分な勉強量が確保されているかを適宜確認していく指導が必要である。という結果が得られました。
佐藤先生は、今後、更に研究を進めるとともに、学生指導へ還元していきたいと抱負を語られました。

ポスターセッションの前にて撮影

恕のたより vol.24

PTの臨床実習指導者研修会・会議が開催されました。

4月15日(土)の午後、本学において、理学療法学科の臨床実習指導者会議が開催されました。特に、今年は初めての試みとして研修会がシンポジウムの形式で行われました。松本学科長を座長として、「学年実習(概論・検測・評価・長期)における指導者としての関わり方」をテーマに各先生から報告があり、それを受けてのディスカッションとなりました。予定の時間を超えての話し合いがあり、大変有意義な研修会になりました。その後、指導者会議に移り、実習に関する説明などが行われました。各施設の指導者の皆様には、これから大変お世話になりますが、宜しくお願いいたします。

本学2年の林田直樹君が、第18回アジア競技会
選考会に出場しました。

2018年にインドネシアで開催されるドラゴンボート競技の「第18回アジア競技会」(アジアオリンピック委員会主催)に日本ドラゴンボート協会から日本代表チームを派遣する予定になっています。その10人漕ぎ種目の日本代表選手の選考会が埼玉県幸手市で開催され、本学の理学療法学科2年の林田直樹君が候補選手として派遣されました。結果はわずかの差で破れて、代表には選ばれませんでしたが、彼の健闘を皆さんとともに讃えたいと思います。まだ、チャンスはあるそうなので、勉学との両立をしながら、頑張ってください

恕のたより vol.23

年度初めの表彰式・対面式が行われました。


6日に理学療法学科・作業療法学科の新入生オリエンテーション、学生集会、各種表彰式、対面式、新任紹介、クラブ活動紹介が行われました。成績優秀として表彰を受けたのは次の学生さんたちです。
理学療法学科2年 井上 舞 さん
理学療法学科3年 平川史紋 さん
理学療法学科4年 和田龍星 さん
作業療法学科2年 山田菜帆 さん
作業療法学科3年 山口博子 さん
作業療法学科4年 琉子るみなさん
看 護 学科2年 相馬美咲 さん
看 護 学科3年 村山阿里紗さん
以上の学生さんです。その他、多くの学生さんが成績優秀者として表彰されました。看護学科は表彰式は7日に行われました。
対面式でのあいさつの要旨を少し補って紹介します。
○ 平成29年度がいよいよスタートした。この時期は清明の候にあたり、万物がすがすがしく美しい頃で、まさに新しい年度を告げるにふさわしい時期といえる。
○ 一年生は、入学式と今日をもって、名実ともに熊本駅前看護リハビリテーションの学生としてスタートを切ることになる。
○ 学校は新たな人との出会いの場、同級生に出会い、先輩に出会い、先生方に出会い、地域の方々に出会う場です。その中で自分づくりが始まり、新しい自分との出会いにもなる場である。
○ 人は、出会いにより、それからの人生を大きく左右される場合がある。特に青春期の出会いでは親友を得たり、一生の師と仰ぐ人を得たりする。
○ 「出会い」は、人にとってすばらしいできごとや時間を招く。特に新入生にとってみれば、専門学校での、新しい自分づくりの第一歩ともなる。
○ 本学は、高校とは違い、年齢差もあり、経験も違う学生さんの集まりであるとともに、同じ医療系の進路目標を持っている学生の集団で共通している部分も多い。それだけに共有できる話題も多いのではないかと思う。
○ 学校の講義を中心に、部活動や学校行事など沢山の出会いを大切にしてください。

恕のたより vol.22

熊本駅前看護リハビリテーション学院の入学式が挙行されました。


昨日は、温かい春の訪れを感じる中、青照館との合同入学式が三角の地で執り行われました
入学式の式辞のなかで、私が新入生にお願いした3つのことについて紹介します
一つ目は、今、心に秘めている志を最後まで貫き通す「初志貫徹」ということです

皆さんはこれから様々な困難や挫折に遭遇します。その時、入学したときの初志に立ち戻り、気持ちを奮い立たせ、困難を克服してください。また、「雨滴、石をうがつ」という言葉があります。雨滴とは、雨のしずくのことであり、うがつとは穴をあけるという意味です。つまり、雨のしずくがおなじところにかかり続ければ、石でも穴をあけられるということであります。このことは、辛抱強くコツコツと努力すれば、何事も成し遂げることができることを私たちに教えています。ねばり強く努力を重ね、初志を最終的には形あるものとして実現されることを強く願っています
二つ目は、他人を思いやる「恕」の心を身につけてほしいということです

「恕」という言葉は、中国の儒者孔子が最高の道徳としたもので「他を思いやる心」であります。それを具体的に言い表したのが「己の欲せざる所は人に施すなかれ。」という言葉です。皆さんがこれから目指す職業は人と接することが基本にあり、コミュニケーション能力が強く求められます。その際、相手を思いやり、我が身を相手の身に置き換えて相手の心を推しはかって行動する。そこには自分と他人とが共に生きる道が開かれています
三つ目は、本学に強い誇りと愛着を持ってほしいということです

本学舎は開学以来、両校これまでに千七百人を超える卒業生を社会に送り出しています。その中には大学で教鞭を執っている先輩、本学で専任教員として教育にあたっている先輩をはじめ全国の医療関係機関で活躍されている方々を多く輩出しています。
本校の学生であることに誇りを持つということは「学校を愛する、好きになる」ということです。本校で学べることに誇りと愛着をもって堂々とした生活を送ってください