恕のたより vol.41

新入生との対面式・オリエンテーションの開催

-学校長通信第41号-     学校長 高野 茂

4月6日(金)に青照館で入学式が行われ、8日(月)には青照館と駅前校の両校で学年優秀者の表彰、対面式、オリエンテーションなどが行われました。私も両校に出席して、挨拶をしました。その概要を簡単に紹介します。

新入生は昨日の入学式で入学が許可され、本日の対面式をもって名実ともに本学の学生としてスタートを切ることになります。学校は新たな人との出会いの場です。同級生、先輩、先生方に出会い、実習地をはじめ地域の方々に出会う場なのです。その中で、あらためて自分づくりが始まり、新しい自分との出会いともなる場なのです。人は出会いにより、それからの人生を大きく左右される場合があります。特にこの時期の出会いでは親友を得たり一生の師と仰ぐ人を得たりします。本学は高校と違い年齢差や経験も違う学生さんの集まりです。それとともに同じ医療系の進路目標を持っている集団で、共通している部分も多くあります。それだけに共有できる話題も多いのではないかと思います。講義をはじめ部活動や学校行事など沢山の出会いを大切にしてください。
先日の入学式では、三つのことをお願いしました。
「初志貫徹」
心に秘めている志を最後まで貫き通す「初志貫徹」。皆さんはこれから様々な困難や挫折に遭遇します。その時、入学したときの初志に立ち戻り、気持ちを奮い立たせ困難を克服してください。また、「雨滴、石をうがつ」のことわざの如く辛抱強くコツコツと努力すれば、何事も成し遂げることができると確信しています。ねばり強く努力を重ね、初志を実現されることを強く願っています。
「恕」・・思いやりの心
二つ目は、他人を思いやる「恕」の心です。孔子は「己の欲せざる所は人に施すことなかれ」といっています。この私の便りも「恕」を採用しています。これからも機会あるごとに皆さんに訴えていきたいと思います。
「コミュニケーション力」
昨年の新入社員に求めることで尤も多かったのが「コミュニケション能力」という報道がありました。これから先、益々重視されると思いますので、ぜひ、この力を磨いてください。

みなさんが今日の出会いを大切にするとともに、一人ひとりが目標達成のために力を合わせて頑張ってくれることを願って挨拶とします。