第1回九州作業療法学会に参加してきました!

6月22日(土)~23日(日)に 「 第1回九州作業療法学会 」 が北九州国際会議場で開催されました

  

 

新たな知見を得ることもできましたし、今後の作業療法士の可能性を感じることができた学会でした

 

ここで紹介です

今回、口述発表の優秀演題賞で本校の卒業生である菅原歩美さん( 作業療法学科4期卒 )が選ばれました

 

テーマは

「脳卒中片麻痺上肢の痙縮筋に対してパンケーキ型継手式手関節装具を用いた振動刺激療法と課題指向型練習を併用した上肢集中アプローチの試み」

と様々な側面からアプローチを行い、回復につなげたという事例発表でした

  

 

発表内容も興味深いもので、菅原さんの「担当している患者さんをどうにかしたい」という気持ちがとても伝わってきました

今後の活躍を期待しています

作業療法学科1年生 授業風景

作業療法学科1年生の授業の風景です

「作業療法概論Ⅰ」

高齢者や、障がいのある方の大変さを知る授業でした

 

まずは車いすで学校のまわりを散歩します

歩きなら楽々登れるゆるい坂がこんなにきついなんて

また普段なら気付かないちょっとした段差や、障害物が通行の妨げになることを学びました

今度は松葉杖を使って体験です

階段を上るのにどちらの足を先に出すか話合いながら進めていました

目をつぶった仲間を誘導し、校内を歩き回ります

階段を下りるはとても怖いです

階段と踊り場の境目が分からないので

「階段はあと一段で終わりです」などと声をかけながら歩いています。

平らなところでも

「ここで曲がります」  「まっすぐ歩いてください」

沢山教えなければいけないことがあります

壁や手すりに身体をぶつけないように注意が必要です

片側麻痺を想定してお箸を使ってみます

豆を掴みたいのですが、、左手だと力の入れ方すらわかりません

 

そこでトングのようになっている箸の登場です

作業療法士はこのような道具を患者様の状態に合わせて提案していきます

すいすい掴むことができるのでストレスがだいぶ軽減されます

今回様々な体験を通して、患者様の大変さがわかりました

 

第2回 オープンキャンパス

6月16日(日)に第2回のオープンキャンパスを開催しました

 

第1回目のオープンキャンパスも大盛況でしたが、今回も数多くの参加者に来校していただき、賑やかで活気溢れるオープンキャンパスとなりました

 

今回は、卒業生の講演会からスタート

 

姉妹校であるメディカル・カレッジ青照館理学療法学科7期卒の竹内寛貴先生(熊本リハビリテーション病院勤務)にお越しいただきました

竹内先生はモンゴルで2年間、青年海外協力隊として活躍され、今年の1月に日本に帰国されました

その時の経験をもとにモンゴルと日本の文化やリハビリテーション、保険制度の違いなど分かりやすく教えてくれました

まずは、モンゴル語で自己紹介!ペラペラでかっこよかった

自己紹介後は、参加者から思わず大きな拍手が飛び交いました

モンゴルで重大な問題となっているのは「大気汚染

その結果、子どもたちの呼吸器疾患が増え、今では5歳未満の死因第2位は「肺炎」だそうです・・・

そのような経験から今後は、「環境問題と健康」をテーマに世界規模いや、地球規模で活躍する理学療法士になると熱く語ってくれました

 

竹内先生は、「皆さんは将来何になりたいですか」と質問されました。

参加者の中にも、「私も将来は海外で活躍したいと思っていたため、とてもためになりました」という感想が聞かれ、有意義な時間となりました

最後に竹内先生は、

「どの仕事に就いても、それが終わりではありません。生きている限り、皆平等に夢を持ち、追い求める権利はあります。そのためには、人との繋がりや情報は大切。沢山の人と話して、自分の知らない世界をどんどん見つけてほしい

とメッセージを残してくれました

 

参加者だけでなく、在校生にも響いたと思います

竹内先生ありがとうございました今後のご活躍を期待しています

 

 

その後は、各学科の体験

理学療法学科では、「テーピングをしよう!~基礎偏~」

テーピングの巻き方を在校生や教員が説明しました。今回は保護者にも参加してもらい実践

「久しぶりに息子に触れました」とホッコリする意見が聞かれたり、「難しいですね~」という意見が聞かれたりと終始にぎわっていました。

スポーツ界でも理学療法士の活躍は大いに期待されています。参加者もとてもためになったのではないでしょうか

8月4日にテーピングの応用偏を行う予定ですので、興味がある方は是非たくさんのご参加をお待ちしています

 

作業療法学科では、「集団作業療法を体験してみよう」

参加者で「フルーツバスケット」を行いました。リーダーは作業療法学科の3年生です

ハキハキとした進行で、参加者をまとめていましたよ

今回のルールは「隣の席に座る人は初対面の人」です。

参加者は、緊張した表情でしたが、集団活動が始まるとみなさんの活き活きとした表情が見受けられ、楽しそうな笑い声まで響き、活動を楽しんでいました。作業の効果ってすごいですね~

 

言語聴覚療法学科では「なくした声を取り戻そう」

在校生から言語聴覚士について分かりやすく説明

声の出ない方に対して、発声を補助する目的で作成された「電気式人工咽頭」という機器があります

それを在校生が使用して、参加者からの質問に答えていました

在校生も機器の使用には難さを感じていましたが、教員がナイスフォロー頼りになりますね

参加者も楽しそうに話を聞いていました

 

看護学科では「衛生的手洗いで感染を防ごう!」

医療職を目指すものとしては、欠かせないのが「手洗い」です。患者さんに対して感染源にならないように介入する前と介入した後には必ず手洗いをします。今回は、手洗いの仕方を在校生が細かく説明し実践

その後、どの程度汚れが取れたのか、専用の機械を使ってチェック

すると・・・

「最初より綺麗になったけど、まだ残っていますね~」など参加者から発言が聞かれていました

手洗いの重要性がわかっていただけたでしょうか

 

最後は、在校生との談話会です

最初に、看護学科2年生の渡邊君から挨拶がありました。

学生とは思えない教員なみの挨拶に、教員も脱帽

素晴らしいことです

 

談話会中は、学校での様子や、入学試験はどのような内容だったかなど、在校生しか分からない内容を参加者が積極的に質問していました

今回の談話会でのアドバイスをもとに、今後の進路決定に役立ててくださいね

ここで紹介

今回の昼食は、最近学校内で販売されている「ヘブンズキッチン」というカフェで作られたお弁当でした

とてもおいしいんです学校では、行列を作るほどの大人気ぶりです

写真を撮り損ねてしまいました。。。

 

最後は、理学療法学科3年の阿多君から、「是非私たちと一緒に夢に向かって頑張っていきましょう」とエールを送り、今回のオープンキャンパスは終了

終了後は、在校生の働きぶりに教員は感銘を覚えたと同時に、成長を感じることができとても嬉しく思いました

次回は7月14日(日)に開催します。

みなさまの参加をお待ちしています

 

作業療法学科 授業風景(精神分野)

梅雨の時期が近づいてきました

暑さにも負けず、学生達は勉強・実習に励んでいますよ~

 

今回は、作業療法学科3年の症例研究法Ⅰ(精神分野)の授業風景を紹介します

3年生になると、机上での勉強だけでなく実践的な授業が増えていきます

今回は、心に障がいのある対象者を想定した実践です

 

内容としては、学生が心に障害のある患者さんの作業療法場面の言動を実際に演じてもらい、それを別の学生が観察し分析していくものです

 

学生が演じる患者さんの病気の特徴や心理を、学生同士で話し合ってシナリオを作成します

作成後は、担当教員がアドバイスをしながらリハーサルを繰り返し、本番に挑みました

本番では、どの学生も白熱した演技で、患者さんの特徴をよく掴んで演じていました

素晴らしい

また、観察し分析している学生も真剣な表情で取り組んでいました

 

 

12月からは初めての精神分野での実習が始まります

このような実際の場面を想定した演習が、学生自身の洞察力や思考力をより一層高めてくれます

3年生頑張ってください