恕のたより vol.43

令和2年看護学科就職ガイダンスの開催

-学校長通信第43号- 学校長 高野 茂

令和2年2月17日(月)に森都心プラザ5階で、1.2年生を対象に看護学科就職ガイダンスが開催されました。
ガイダンスは午前と午後の二回に分かれて開催されましたガイダンス会に先立ち挨拶をしましたので要約を紹介します。
本日は新型コロナウィルスの問題など業務ご多忙にもかかわらず、本学院看護学科就職ガイダンスにおいでいただきありがとうございました。また、日頃から学生の実習受け入れなどにご理解、ご協力いただいていますことにも併せて感謝申し上げます。
今回の就職ガイダンスは、熊本県の看護学生県内定着推進事業の補助を受けて、県内の皆様の病院、施設をお招きして実施いたします。
本学院は平成20年に開校し看護学科は翌年に第1期生を受け入れ、現在第8期生まで合計566名の卒業生を社会に送り出しているところです。
教育理念として「愛と和」を掲げており、思いやりと協調性を重視した教育に取り組んでいます。また、医療に関する専門性の向上を基本にして、医療従事者としての倫理観や幅広い教養と人間性の育成に努めています。本学では、先生方が学生一人一人を大事にしたきめ細やかな指導をするように心懸けています。
おかげをもちまして、医療系専門学校では熊本県下ではじめて、文部科学大臣から「職業実践専門課程」の認定を得ることができました。
これに基づき、教育課程について外部の識者を交えた編成委員会や、学校関係者評価委員会を開催して、学校の活性化に取り組んでいるところです。
本日は、学生諸君に各病院・施設の特徴をしっかりと把握し、就職へのイメージを実感してもらうとともに、進路先決定につなげてもらいたいと強く願っているところです。
これから病院・施設におかれましては、各ブース形式によるプレゼンテーションで長時間にわたってお世話になります。
学生諸君には、病院・施設の担当者の方の説明をしっかりと聞き、将来の就職の一助にしてください。
それでは、本日お見えの病院・施設の皆様と学生の間によいご縁ができますことを祈念して挨拶に代えさせていただきます。

恕のたより vol.42

国家試験合格に向けて

- 学校長通信第42号 -    学校長 高野 茂

いよいよ、国家試験が直前に迫ってきました。
皆さんも知ってのとおり、超高齢化の急速な進展のなかで、医療福祉が社会に果たす役割が急速に高まっています。今後、地域包括ケアの充実や他職種連携などセラピストや看護師への期待も益々大きくなっていきます。看護師やセラピストは社会から強く嘱望されている職業といっても過言ではありません。
国家試験は、「セラピストや看護師として最低限必要な基礎知識」を問う問題と聞いています。この試験は競争試験ではなく資格試験であり、自分自自身とのたたかいになります。あなたたちはこれまで合格するために、本校で専門知識や技能を身につけ、科目試験や臨地実習などを通じてスペシャリストとしての教育を受けてきました。
本校の先生方は、君たちを自信持って教育してきたという自負心を持っておられるし、社会のなかで即戦力としての力は十分に備わっていると確信しています。なかには、時には、辞めてしまおうなどと考えたりした学生さんもいたと思いますが、ここまで、よくたどり着きました。試験対策によく頑張ったと思います。
是非、頑張って栄冠を勝ち取ってください。
君たちにとっては、少なくとも3年乃至4年間の学習の総決算の時、これまで学んできたことを遺憾なく発揮し、強い自信を持って、試験に臨んでください。

受験については、次の4つをアドバイスします。


1 国家試験に受かる受からないの心配をしてもどうしようもない。
  私が通らないで誰が通るという強い気持ちを持ち、その思いをもって臨むこと。
  あなた達は何度もプレテストを受けて実力は証明済みだから、絶対の自信をもってよい。

2 心身のコンディションを受験日に最高になるように心掛ける。

3 当日は、あがるかも知れないが、誰でも一緒、一度心静かに目を閉じて心を落ち着かせ、
  それから取り組むとよい。

4 最後の最後まで気を抜かずに試験に集中すること。

あなた方の努力が報われ、合格を勝ち取られることを期待しています。